まいど、慶應卒ニートでやらさせてもらってます、けむにまくおです。
オリンピック開催を前にして、ここ数日コロナの新規感染者数1,000人超えが続いてますな。
ワクチン接種が増えたといえ、予断を許さない状況がまだまだ続きそうですね。
かくいうワイも引きこもりのニートながら、買い物の際には人のいる場所へ行かなければなりません。
けっこうそれだけで不安な今日この頃であります!
さて、そんなワイ今回はこんなものを見つけましたぞ。
それがカバヤ食品の「密ケア」というものです。
こちらはカバヤ食品と奈良県立医科大学・MBTが共同開発した、柿渋配合のタブレット菓子なんですよ。
「柿渋?」と思われるかもしれませんが、どうやら「柿渋」にはコロナを無害化させる効果があるらしいんですよね。
そう。こちら手洗い・うがいに次ぐ日常のケアとして食べるタブレットみたいなんです!!
柿渋がコロナを不活化させる?
そもそも柿渋とは、まだ未熟な渋柿を搾って発酵熟成させたもののこと。
柿渋には「抗菌」「防臭」「防虫」「防腐」「防水」などの作用があり、昔から家屋の塗料や布の染料、民間薬として使われていた*1らしいですね。
▲楽天市場で売っている柿渋。
また最近ではインフルエンザやノロに対しての抗ウイルス作用を持つということで注目されていた*2ようです。
どうやら柿渋の中の「柿タンニン」という成分にタンパク質を固める作用*3があるとのこと。
これがウイルスの表面のタンパク質に付着することでウイルスを不活化(感染力を失わせること)させ、体内の細胞への侵入を防ぐという仕組み*4みたいっすよ。
そして2020年10月には、柿渋に新型コロナウイルスを不活化させる効果もあるということが、奈良県立医科大学によって報告されたのです。
唾液とウイルスを混ぜた試験管内に柿タンニンを加えると、10分後には感染力のあるウイルスの量が1万分の1以下にまで減ったんですって。
実際にこの「密ケア」を使った実験でも、ウイルス量が1,000分の1程度まで減少した*5とのことや。
こんな状況の世界だけれど、やむをえず人がいっぱいいるとこに行かなきゃいけないってときもありますよね??
そんなときにこのタブレットがあれば心強くないですか!?
「密ケア」 食べてみた
さて、実際に食べてみました。
チャック付きの袋の中には8粒ほどタブレットが入っています(標準8粒入り)。
「柿」渋なのにオレンジ色ではないんですよね。
口に含んでみると、
なるほどこれが柿渋か!と。
茶葉濃いめの紅茶とか赤ワインを飲んだとき、口の中がちょっとマットな質感になりますよね?
あんな感じがあるんですよ。
その渋みと甘みが相まって、まるでミルクティーみたいな味(柿の味は全然しません)。
ただ、強い渋みの食べ物食べたときのような舌が変になる感じはなく、これ食べやすいですね!
気軽に「密ケア」できると思います。
ちなみに、個包装になっているので直接手を触れずに食べられるのもよきよき。
また袋にはチャックもついているので、袋ごとカバンに忍ばせておけます。
今後これ外出する際の必須アイテムになりそうですな!!
通販でも「密ケア」取り寄せられるようになってるぞ
こちら大きめのイオンで見つけました。
一部のスーパーやドラッグストアで売っているそうですぞ(2021年7月18日時点でネット通販での取り扱いはないもよう)。
【追記】しばらくネットでの取り扱いはなかったのですが、2021年10月8日現在Amazonで購入できるようになってますね。
なお、UHA味覚糖からも同じく奈良県立医大と共同開発した柿渋ののど飴というのも出ていますぞ。
こちらの飴も、実験によって新型コロナウイルスを不活化することが実証されてる*6みたいです。
ちなみに、食べ物でもなく柿渋も関係ないのですが、エアコンに取り付けるだけで部屋の中のウイルスを除去してくれるアイテムがいまあるみたいですね。
家庭内感染対策にこれよさそうじゃない??
《商品概要》
- 製造者:カバヤ食品株式会社
- 商品名:密ケア
- 内容量:17g
- 賞味期限(参考):2021年7月16日購入したもので2022年4月まで
- 栄養成分(1粒 2.4g当たり):
エネルギー 9.1kcal、たんぱく質 0g、脂質 0.07g、炭水化物 2.22g、食塩相当量 0g
《参考》
- kakikko「柿渋の優れた消臭・抗菌・抗ウイルス作用」
- 灘酒研究会「収斂味(しゅうれんみ)」
- 奈良県立医科大学「MBT柿渋の新型コロナウイルスに対する研究成果について」
- 日本経済新聞「新型コロナウイルス抑える柿渋入り菓子 カバヤ食品」
- トミヤマ「柿渋とは」
- 読売新聞「柿渋にコロナ不活化させる効果、奈良県立医大が確認…カギは濃度とウイルスとの接触時間」
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*2:kakikko「柿渋の優れた消臭・抗菌・抗ウイルス作用」を参照。
*3:渋い食べ物を食べたときに舌がニキュニキュっと変な感じになるのは、柿タンニンが舌の細胞を収縮させているからみたいですね(灘酒研究会「収斂味(しゅうれんみ)」を参照)。
*4:読売新聞「柿渋にコロナ不活化させる効果、奈良県立医大が確認…カギは濃度とウイルスとの接触時間」を参照。
*5:5分タブレットを舐めた時点の唾液にウイルス溶液を加え、5分置いてウイルス量を測定するという実験だったそうです。なお、もちろん人体で試した実験ではないので、予防効果および既に感染した体内のウイルス減少や治療に関して実証されたわけではないとのこと(日本経済新聞「新型コロナウイルス抑える柿渋入り菓子 カバヤ食品」、奈良県立医科大学「MBT柿渋の新型コロナウイルスに対する研究成果について」を参照)。