宮城では油で揚げた「油麩」なるものを肉の代わりに使うらしいぞ
まいど、慶應卒ニートでやらさせてもらってます、けむにまくおです。
最近は朝もめっきり冷たくなってしまい、オフ状態のワイであります。
朝(実際には昼)もなかなか布団から出られない毎日です。
そもそもニートのオン状態ってどういうことか分かんないんですけどね!
ま、そんなときはお麩でオン状態に切り替えるに限りますよな。
さて、今回は山形屋商店の「仙台麩(あぶら麩)」というお麩を見つけたんですよ。
普通お麩といえば、小麦のたんぱく質(グルテン)を焼き上げて作る「焼き麩」が一般的だと思います。
そうではなく、グルテンを揚げて作られたのがこの油麩というものだそうです。
宮城県登米市では明治末期あたりから作られている*1食べものなんですって。
▲そのままだとかなり香ばしめのお麩って感じ。そこまで油っぽさはないです。
そして、登米ではこの油麩を肉の代わりに使った卵とじ丼「油麩丼」なるものが食べられている*2そうなんです(!)
肉類は全く使わず、この油麩がメイン張ってるみたいやで……
こんなどんぶり気にならざるをえないっすよ!(スイッチオン!)
「油麩丼」作ってみた
材料は玉ねぎ、卵、三つ葉、油麩で、それをめんつゆと砂糖で味付けします。
この油麩は、煮物や炒め物に使う際にはぬるま湯で戻す必要がありますが、どんぶりのような汁気の多い料理ではそのまま使えるみたいですよ。
なので、作り方は親子丼と同じ要領です。
わりとどんぶりっぽく出来上がりました。
油麩が肉のように見えなくもないですよね。
そして、食べてみると予想以上の満足感。
ひたひたになった油麩はダシを吸ったスポンジのよう。
噛むとその瞬間にジュワッとうまみがあふれてくるんです……これはうまい!
味付けはめんつゆと砂糖だけなんですが、それ以上のコクがある気がするんですよね。
油麩の味と油がうまみを増してくれてるのかも。
フレンチトーストのようにふわふわしていながら、お麩特有のモチっと感(?)もある。
その絶妙な食感もまたちょっとクセになりそうです。油麩いいな。
今まで特にお麩に思い入れなんてなかったんですが、これは再度オファーかけたくなるお麩でした。
ちなみに、40gで219kcalとやはりカロリーは高めなのですが、お麩なのでたんぱく質が摂れるのは嬉しいところ。
賞味期限も半年くらいはもつので、常温保存できるたんぱく源としても便利かも。
ただ、食感も味も肉の代わりって感じではなかったんですけどね!
とにかく、これダシ吸わせたときのうまみがすさまじい。
煮物とか作る方はぜひこれ試してみてください。
スライスされていないタイプのものもあります。フランスパンじゃないですよ。
このブログでは他にも日本各地の食べ物をレビューしてます。
《商品情報》
仙台麩(あぶら麩)
- 製造者:株式会社山形屋商店
- 内容量:40g
- 賞味期限(参考):2021年12月11日に購入したもので2022年5月30日まで
- 栄養成分(1袋[40g]当たり):
エネルギー 219kcal、たんぱく質 9.7g、脂質 14.2g、炭水化物 13.4g、食塩相当量 0.02g
《参考》
- 農林水産省「油麩丼 宮城県|うちの郷土料理」
- GOGO MIYAGI「宮城県が誇るB級グルメ!登米町の『油麩丼』を食べよう!」
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*1:農林水産省「油麩丼 宮城県|うちの郷土料理」を参照。
*2:肉が苦手な人のために、登米にある「海老紋旅館」の女将がカツ丼(あるいは親子丼)の代わりとして提供したのが、油麩丼の始まりみたいです(GOGO MIYAGI「宮城県が誇るB級グルメ!登米町の『油麩丼』を食べよう!」を参照。)