スペインでは電話をかけると無料で詩を朗読してくれるというサービスがあるようです*1!
電話をかけると、こちらのわけも聞くことなくただ詩を朗読し、タイトルと作者名を教えてくれるというのです。
この「Poesía de emergencia(ポエシア・デ・エメルヘンシア/緊急事態の詩)」という無料のサービスはスペイン・バルセロナの文化活動家エドゥ・ベルナルとフェデ・ニエトの2人によって立ち上げられました。
2人は人々が文学や詩からどんどん離れていってしまうことを嘆いていたところ、このアイデアを思いついたそうです。
サービス開始から1年半以上が経ち、詩を朗読するボランティアは100人以上にまで増え、当初は1週間に3件ほどだった電話が現在では100件を超えるようになったようです!
このサービスが個人的に面白いと思うのは、ボランティアのほとんどが自作の詩を読み上げるということです!
つまり、見ず知らずの人の「つぶやき」のようなものを電話越しに聞くことことができるということだと思います。
Twitterのタイムラインで会ったこともない人の「ツイート」を覗くのと似ているのかもしれませんが、声を通して伝えられることでまた違った趣きがあるのでしょう。
一人の部屋で人と話したいわけではないけれど、人の声を聞きたいというようなときにも需要があるかもしれませんね(私はそんなときラジオやYouTubeの音声を流しています)。
日本でも利用したいと思う人はいるんじゃないでしょうか。
ただ、どうして無料でサービスを継続的に提供できるのかは不思議なところです。
このサービスが気になる方は(+34)659861032に電話をかけてみてはいかがでしょう??笑
ほとんどはスペイン語らしいのですが、ボランティアの好みによってはカタルーニャ語、バスク語で読み上げられるらしいですよ笑
これ聞いたとしても分かんないよ!!爆
《参考》
- COURRiER Japon「秋の夜長に、酒のお供に・・・ 『無料でポエムを朗読します』電話一本かけるだけ!」
*1:以下、COURRiER Japon「秋の夜長に、酒のお供に・・・ 『無料でポエムを朗読します』電話一本かけるだけ!」の記事を参照。